
ついついやっちゃうソシャゲ・・・なんでやめられないんだろう。
なぜ、スマホのゲームアプリをついついやってしまうんでしょう。
なぜ、やめられないんでしょうか。
それはゲームに隠された心理的なトラップがあるからです。

心理的トラップ?いつの間にか罠に引っ掛かっていたのかな?
そうです。
なぜ、やめられないのでしょうか?
本記事ではスマホゲームに巧妙に仕掛けられた心理的な罠について解説していきます。
罠を知ることで、心理的な罠にかからないよう自分がやりたいことをやれるようにしていきましょう。
本記事はこんな人におすすめ
- 勉強に集中したいけどついついスマホをやってしまう。
- ついついやってしまうスマホの心理的トラップを自分の業務に活かしたい
- どんな罠が仕掛けられているか興味がある
スマホゲームアプリをやめられない心理的理由
スマホにゲームアプリをいれていますか?
ゲームが悪とは言いません。
ただ、ゲームアプリは人間の心理を利用し巧妙に仕組まれた罠がいくつも仕掛けられています。
ついついやってしまう。
なかなかやめられない理由を心理分析してみました。
かかった罠が何なのか?
自分自身の行動を理解していただく内容となっています。
罠①やめるのはもったいない
得よりも損失のほうが2倍の効果
人間は手に入れる喜びよりも失う損失感のほうが大きく感じるという特性を持っています。
1万円をもらうよりも、1万円を失うほうが不満のほうが高く、その効果は手に入れた満足感にくらべ不満感は2倍になるといわれています。
これを損失回避といいます。

自分の所有物は価値がある
自分の買った宝くじは当たる気がする、子供のころに買ったおもちゃは価値があると感じてしまいます。
これを保有効果といいます。
これらをプロスペクト理論といいそのもの価値ではなく、変化に価値を感じてしまうことを言います。
これをゲームに置き換えると…
ここまで自分が大切に育てたキャラクターを失うのはもったいない。
せっかく手に入れたレアアイテムがあるのでデータを失いたくない。
という心理になり、ゲームが好きだからというよりももったいないからやめたくないと思ってしまうのです。
罠②せっかくここまでやったから出るまでやる!
UFOキャッチャーなどでなかなか取れないときに「今までかけたお金の分がもったいないから取れるまでやる」と数千円使った事はありませんか?
何をしても今までかけたお金や時間は戻ってこないのに、
取り戻そうとしてしまうことこそサンクコスト効果またはコンコルド効果といいます。
UFOキャッチャーに500円を入れ、
取れないとわかったときにやめていればよかったのに3000円をつぎ込んでしまう心理効果がまさにそうです。

これをゲームに置き換えると…
まさに「ガチャ」がこの理論を巧みに利用しています。
10連ガチャをやったのにほしいレアアイテムが出なかった。
せっかく有料ジェムを使ってガチャをやったのにこのままやめるのはもったいない。
もう一回まわそう!
まさにこれがサンクコスト効果です。
罠③みんながやっているから、フレンドがやっているから
あまり面白いとは思ないけど、有名人の○○がやっている。
友人の○○がやっている。
そういった理由で何かをやり始めたことはありませんか?
また、「流行り」も同じ効果といえます。
特にかっこいい、かわいいとは思っていないけど流行っているから、みんな持っているからという理由でほしくなってしまうこと、これらを同調効果といいます。

これをゲームに置き換えると…
ダウンロードランキングが高い、芸能人もやっている、友人がやっているという理由がこれにあたります。
自分が楽しいからという主体的な理由ではないですよね。
ほかにも、フレンドを作ったりする機能があれば、フレンドのログインしているから、プレイ時間が同じぐらいだから、ポイントを送ってくれるからなどがこれらにあたります。
まとめ:スマホゲームアプリは人間心理に基づいた巧妙なマーケティング理論で形成されている
- プロスペクト理論で離脱を防ぐ。
- サンクコスト効果で課金を高める。
- 同調効果で利用者数を増やす。
これらは、仕掛けられた巧妙な罠の一部です。
逆に言えばこういったマーケティング理論を理解しておくことで、こういった手法で顧客を増やす。離脱を防ぐ。一人当たりの支払額をあげるということにも利用できます。