
最近、後輩ができたんだけどなかなか覚えがわるいんだよね。
それって、後輩が悪いのではなく教え方が悪いのでは・・・?

せっかくなら成長させてあげたいよね。
後輩や部下ができたのなら、本書を読んで『教える技術』を身に着けよう!
マンガでよくわかる 教える技術 本の情報

マンガでよくわかる 教える技術
- 著者: 石田 淳
- 出版: かんき出版
- ページ:176ページ
- 発売日: 2015/1/19
教えるの本質とは?マンガでよくわかる 教える技術
マンガでよくわかる教える技術はマンガと文章と半分ずつぐらいに分かれている読みやすい本です。
アパレルの店長が売上や部下の教育になやんでいるところでランニング中にとある男性と出会い、ランニングをしながら話を聞いてもらい、アドバイスをもらい、それをとりいれて成長をしていく話です。
教えるとはいったい何なのか?
教える技術とタイトルにありますが、そもそも「教える」とは何なのでしょうか?
どうしても「結果」に着目しがちですが、たいせつなのは「行動」です。
間違った行動を「望ましい行動」として引き出すこと、これこそが教えるということです。

どう伝えればいいのか?
「わかりました!」と元気よく返事をしても、実はわかっていないということはよくあります。
部下のほうも、よくわかっていなくてもきちんと返事をしないと!という気持ちもあり「わかりました!」と言ってしまうことはあるはずです。
そういった事の対策は3つあります。
- 復唱させる
- レポートを書かせる
- 成功パターン・失敗パターンを考えさせる
1つ目は、復唱です。
始める前に「最後に復唱してもらうから、ちゃんと聞いててね」といえば集中力が高まります。
2つ目はレポートを書くことです。
また、書くことで考えていることを整理して、深く考えることができます。
書いたレポートはチェックをすることもできるので合格基準を設定しておくこともおすすめです。

3つ目は成功パターン・失敗パターンを考えさえることです。
2パターン自分で考えることで、やってはいけないことと成功のイメージとどちらも具体的にイメージさせることができます。
ほめて成長させる
成長をすることとは、成功体験を積んで自信をもたせることです。
結果をほめるのではなく、行動をほめることが大切です。
行動をしても、その成果がでるかどうかはわかりません。ですが、ほめることはできます。
そういった「ごほうび」を繰り返すことで、その後の原動力となります。
マンガでよくわかる 教える技術の感想

マンガということもあり、とても読みやすいです。
読みやすいだけでなく、方法も本質をとらえていて具体的な方法も紹介されています。
文章もボリュームも多すぎず、サクッと読めると思います。
文章の内容も、繰り返し読んでもためになるような方法が載っています。
また、要約には載せきれなかった具体的な方法も紹介されています。
本質と具体策とどちらもとらえているうえに読みやすい名作だと思います。
読んで感じたおすすめのアクションプラン
おすすめのアクションプランは、いろいろありますが行動をほめて望ましい行動を引き出す、ということを実践してみよう。です。
部下の成功体験を積むきっかけをつくり、主体的に動くことができるチームづくりを目指していきましょう。