ヤフーの1on1部下を成長させるコミュニケーションの技法【要約・感想】

ビジネス本

「ヤフーの1on1部下を成長させるコミュニケーションの技法」を読みました。

ざっくりの要約と読んだ感想についてまとめました。

『ヤフー1on1』はこんな人におすすめ
  • チームリーダーなどの役職についている人、目指している人
  • 部下の教育をより良くしたい人
  • 部下を成長させたいと思っている人

1on1で「自ら才能と情熱を解き放つことができる」仕組みにする

1on1とは、1対1で上司と部下が話をすることです。

ヤフーではなぜ「1on1」を取り入れているのか、という問いには2つあると本書では答えています。

  • 社員の経験学習を促進するため
  • 社員の才能と情熱を解き放つため

かんたんにいうと「やる気にさせる」「自ら学ぶ」といったところでしょうか。

著者の本間浩輔さんは「1on1」を導入することで、コミュニケーションの機会を作り、社員の才能と情熱を解き放ち、経験学習を促進させていたのです。

やってはいけない間違った1on1とは?

1on1をするときにやってはいけないことがあります。

上司と部下という関係で、上司が間違ったことをやってもなかなか気が付きにくく部下が都度、指摘してくれるわけではありません。

どんなことが間違った1on1なのでしょうか?

  • 目を見て話さない
  • PCばかり見ている
  • 部下の言葉を先取り、途中で話をさえぎる
  • 否定ばかりになる
  • 問題の対処方法を先に示してしまう

間違った1on1【目を見て話さない】

前提として、1on1は部下の成長のためにやることです。

そのためには部下に話を十分にしてもらう必要があります。

上司に聴く気がないと部下も話す気になれません。

きちんと聞く態度を見せる、そのために「目を見て話す」ことが必要です。

PCばかり見ている上司に対して自分の話をちゃんとしようとするでしょうか?

「じっと見られる」のも苦手という方もいるかもしれませんが、話を聞く姿勢は相手に伝わりますよね。

間違った1on1【部下の言葉を先取り、途中で話をさえぎる】

部下の言葉をさえぎってしまうと言いたいことが言えなくなってしまいます。

1on1は上司の意見を伝える場や状況把握ではありません。

部下がこの状況から学ぶことが目的なのです。

学びのための対話ということを意識することが重要です。

間違った1on1【問題の対処方法を先に示してしまう】

部下が自ら考えを巡らせ、行動に移すことが成長につながります。

上司が先に「それってこういうことだよね」と答えを先取りしたり、

「それはこうすべきだ」と答えを出してしまうと成長機会を奪ってしまいます。

ヤフーが1on1に取り組む理由

ヤフーが1on1を取り入れる目的は何かというと、著者の本間浩輔氏は

「社員の経験学習を促進するため」と言っています。

加えて、ヤフーの人材育成の基本方針は「社員の才能と情熱を解き放つ」です。

ヤフーでは「社員の経験学習を促進するため」の補足する理論として、デービッド・ゴルブの経験学習サイクルを採用しています。

人が経験から学ぶときは

具体的経験⇒内省⇒教訓を引き出す⇒新しい状況への適用

このサイクルをたどるというのものです。

1on1の基本形

1on1は経験から学び成長する「経験学習」のPDCAサイクルを効果的にまわすことが理想です。

どんな話をするか、1on1の基本形はこのような感じです。

「今日は何を話そうか」

なぜ、この切り出しかたをするのかというと1on1は部下のためにおこなうことで、上司が聞きたいことを聞く場ではないからです。

実際は、すぐに9割の管理職が理解できません。

「今日は何を話そうか」という問いを1on1の初めに聞くことを習慣化すると、部下もあらかじめ話すテーマを探しておくようになります。

「もう少し詳しく話をしてください」

典型的な失敗は、アドバイスをしようとして自分の理解のための質問をしてしまうことです。

「もう少し詳しく話をしてください」は自分の理解ではなく、部下の内省をふかめることができます。

沈黙

部下が黙っている時間は内省をしている時間であることがあります。

そこで、答えを催促してしまうと自分の考えとは違うことを言ってしまうことがあるかもしれません。

「いつまでにやろうか?僕に手伝えることはある?」

1on1の最後は「行動」で終わらせます。

そのためにはいつまでにやるかを部下自身に決めてもらう必要があります。

また、僕に手伝えることがあるかという質問で手伝ってもらったらやらないわけにはいかなくなるため部下のコミットメントにつながります。

まとめ【感想】

「ヤフーの1on1部下を成長させるコミュニケーションの技法」では具体的な方法だけでなく、導入する理由や経緯も書かれています。

部下、チームを率いるリーダーは必ず読んでもらいたいと思える1冊です。

逆に、まだ社会人経験の浅い新入社員や学ぶ側にはあまり関係のないような内容かもしれません。

自分の立場にあっていると思うことがあれば、ぜひ読んでもらいたいです。

ダメな1on1の方法をみて「自分はこれ、やってしまっていたな~・・・」と感じることができれば1つ成長できるのではないかと思います。

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